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Kurd sit-in Top


Kurdish asylum-seekers stage sit-in in Shibuya

難民認定を求め7/13から連続座り込み中
クルド人の2家族12人


in front of United Nations University Building "UN House"
国連大学本部ビル「UNハウス」前
http://www.unu.edu/hq/japanese/index-j.htm


メディア報道 -記事-
Media Reports -articles-


図書新聞 2697号
2004年10月16日(土曜日)
難民認定問題をめぐって
本物の難民はお断り。
これが日本のホンネだ。
イラン人活動家ジャマル・サーベリ氏について
渋谷望


東京新聞
2004年9月27日(月) 朝刊 社会
頼った国連、難民を裏切り
決死のクルド人家族 救ったのは支援者
不認定問題 「生きて抗議を」

 「法務省もダメ、国連もダメ、デモもダメ、もう希望はない」。絶望のあまり焼身自殺を図ろうとするクルド人の難民家族。降りかかるガソリンにぬれながらも支援者は懸命に押しとどめた―。日本政府の難民不認定に抗議し、東京の国連大学ビル前で座り込みをしていたトルコのクルド人家族。命を賭しての抗議を思いとどまらせたのは、座り込みを通じて出会った支援者たちの「一緒に生きよう」との思いだった。

 埼玉県に住むアハメト・カザンキランさん(四八)ら二家族十数人が座り込みを始め、七十二日目の今月二十二日午後四時頃。国連側が同七時までの退去を通告してきた。ビルには国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)が入居、同事務所に大きな期待を寄せていた。
 国連側はビルを管理する立場から退去を求めていたが、家族らは入国管理局施設への収容を一時停止された不安定な身分。「ここで頑張るしかない」と、座り込み百日を目標にしていた。
 カザンキランさんら数人がガソリン入りのペットボトルとライターを持ち出したのは、退去期限二時間前の午後五時、三十人余りの警備員が姿を現した時だった。慌てた支援者十数人が「死んじゃ駄目だ」 「生きて」と、カザンキランさんらに飛びつく。私(記者)も思わず駆け寄った。「頑張り続けた彼らを犠牲者にはしたくない」との思いが渦巻き、ガソリンを浴びたが気にならなかった。クルド難民弁護団の弁護士らも駆けつけ、UNHCRと後日、協議することになった。
 「デモも駄目になって戦争″するしかないと思った。でも、サポーターのおかげで平和″に終われた。今後はサポーターとアピール活動を続ける」と目を潤ませたカザンキランさん。記者のところにも謝りに来たが、私は「君たちが頑張ってきたからだよ」としか言えなかった。彼らが安心して暮らせる日々がまだ遠いことだけは、はっきりしていたからだ。
 国連大学憲章には「人類の存続、発展および福祉にかかわる緊急かつ世界的な問題の研究をその仕事とする」とある。その国連大学が難民家族を追いつめたことは、同大自身が設立理念を裏切り、国連のイメージを深く傷つけたのではないか。(生活部・飯田 克志)


東京新聞(朝刊)
2004年9月27日(月)


東京新聞 社会 2004.09.23
座り込み中止で混乱
クルド人家族の難民認定要求

 埼玉県に住むトルコの少数民族クルド人の二家族十数人が七月上旬から国連大学内の国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)に対し、日本政府が難民認定をするよう求め座り込みをしていた問題で二十二日、家族や支援者と国連側の警備員がもみ合いになり、逮捕者が出るなど混乱した。
 同日午前十時三十五分ごろ、東京都渋谷区神宮前五の国連大学ビル前で、支援を訴えるポスターをはがそうとした警備員と支援者らがもみ合いとなり、男性警備員(40)が軽いけがをした。警視庁渋谷署は暴行の現行犯で、支援者のイラン人の男(35)を逮捕。気分が悪くなったクルド人少女(16)が病院に運ばれた。
 同日午後五時には、国連側が同七時までの退去を通告したため、座り込みをしていたクルド人のアフメト・カザンキランさん(48)ら数人がガソリンをかぶるなどして抗議。警察・消防車両十数台が駆けつけるなど、現場は一時騒然とした。
 その後、家族とUNHCRとの協議の結果、今回の難民認定問題で協議の場を設置することで合意、家族は座り込みを中止した。カザンキランさんは「追いつめられてこんな行動をしてしまった。今後の協議に期待します」と話した。

http://www.tokyo-np.co.jp/00/sya/20040923/mng_____sya_____007.shtml


朝日新聞
2004年9月23日(木) 朝刊 第3社会
座り込み中 警備員に暴行
容疑のイラン人 国連大前で逮捕

 警視庁は22日、神奈川県相模原市に住む30歳代のイラン人、ジャマル・サーベリ容疑者を暴行の疑いで現行犯逮捕した。ジャマル容疑者は、東京都渋谷区の国連大学ビル前で難民認定を求め、トルコ国籍のクルド人2家族12人とともに座り込みを続けていた。ビル前では、クルド人がガソリンをかぶるなどして、一時騒然となった。
 調べでは、ジャマル容疑者は22日午前10時40分ごろ、大学敷地内に張っていたビラをはがそうとした警備員(45)に体当たりをした疑い。警備員は腰などに軽いけが。
 大学前では、クルド人らが7月から座り込みを続けていた。騒ぎの後、ビル内の国連難民高等弁務官事務所と協議。28日に話し合うことで合意し、自主的にテントを撤去した。


 asahi.com : 社会
 クルド難民「認定を」 署名2万人分を法務省に提出

 難民認定を求めて、東京都渋谷区の国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)前で座り込みを続けているクルド人らが14日、約2万人分の支援者の署名を法務省入国管理局に提出した。

 2カ月以上にわたり座り込みを続けているのは、2家族12人のクルド人たち。エルダル・ドガンさん(30)は「頑張っている2歳と5歳の子どもたちも疲れてきている。我々を人間らしく扱ってほしい」と話した。

 クルド人は独自の言語と文化を持つ民族で、トルコ国籍者は、国内で多数派から排除されてきたという。欧米で難民認定されたケースは多いが、日本では認定例がない。

 (09/14 23:24)

 http://www.asahi.com/national/update/0914/031.html


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