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Rooftop

ムキンポの鼻☆スペリオール

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2006年11月号

連載第28回

Get Up, Stand Up


 毎週土曜日、新宿西口の地上と地下で「意思表示」をしている人たちがいる。1969年に「フォーク・ゲリラ」が現れたのと同じ場所である。中心にいるのは大木晴子さん。「明日も晴れ」で検索すると彼女のサイトが見つかる。


 10月14日(土)、この地下広場になかなか笑えるポスターを抱えて立っている青年がいた。この総理が書いたとされる『美しい国へ』という新書は今や48万部のベストセラーだそうだが、「美国」といえば中国語で「米国」のこと。前の総理は「ブッシュのポチ」と呼ばれ、プレスリーのエア・ギターもどきをして世界中で失笑を買ったりもしていたけど、「小泉路線の継承」を掲げる今度の総理も果たしてアメポチ路線をひた走るつもりなのだろうか。かつて早稲田大学での講演で日本も核武装を検討すべきと発言したタカ派の本質は今のところ曖昧に誤魔化してはいるけど、朝鮮の核実験を奇貨にアジアにだけ「主張する外交」にならなければよいが。


 10月15日(日)、「立川反戦ビラ入れ裁判 無罪大行進!」に参加してきた。朝10時に立川駅北口にある公園に集合、マーチング・バンドの演奏賑やかに、10時30分、大行進へと出発。途中、陸上自衛隊立川駐屯地、国営昭和記念公園、米軍横田基地等の敵地(笑)前を通過して、夕方4時前、全行程約12kmを歩き抜き、解散地点の福生公園に到着した。爽やかな秋空の下、歌ったり踊ったり、おにぎりを食べたりビールを飲んだり、ときおり思い出したようにシュプレヒコールを上げたりして、なんとものんびり楽しい大行進だった。


 10月17日(火)、サウンド・パレード「下北INSIST!」に参加してきた。まずは「CLUB251」で「渋さ知らズ」 featuring 中川敬&志田歩 等のライヴを堪能。その後、暗黒舞踏みたいな格好をした人たちやピーポくんもといローソクマら異形の者たち多数を含む若者中心の総勢約200名ほどで、世田谷区役所を目指してパレードを開始。平日昼間だというのによくこれだけ集まったものだが、それ以上に僕にとって不思議だったのは、普段、この手のデモに行けば必ず知った顔が10人や20人はいるのに(いわゆる「プロ市民」?(笑))ここには知ってる顔がほとんどいないということ。その分、シュプレヒコールがなくて多少寂しくはあったが、日頃、運動に関わってない人たちが多数参加してこそ世の中変わる。



2006年10月15日(日)
10・15 立川反戦ビラ入れ裁判 無罪大行進!

2006年10月17日(火)
サウンド・パレード「下北INSIST!」

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