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ムキンポの鼻☆スペリオール

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2007年1月号

連載第30回

逃亡しよう、そうしよう。



 11月26日(日)、「反戦と抵抗の祭〈フェスタ〉2006」が千駄ヶ谷区民会館をメイン会場に開かれた。2004年、2005年とつづけてきた〈フェスタ〉もすでに3回目の開催である。僕も今回初めて実行委の末端に加わらせてもらったが、2006年のテーマは「逃亡の想像力を手放さない」。8時間にわたり繰り広げられたまつろわない人びとの祝祭は、全体を3つの枠に分けて組み立てられ、第一枠では「戦争からの逃亡」を、第三枠では「労働からの逃亡」を、それぞれ多彩なゲスト・スピーカー(土屋彰久氏、金栄煕氏)やファシリテーター(雨宮処凛氏、ぺぺ長谷川氏)を交えて語り合い、第二枠では「太陽を戦慄させるサウンドデモ!」と称してDJカーを先頭に渋谷の街をサウンド・デモで1周した。前回好評で今回2回目のビラ展やGalleria Kamex(つまり僕)による「ヤスクニ写真展 2006年夏 +α」 の常設展示、また賛同団体によるブース出展も賑やかだった。「亡命の想像力を手放さない」と書かれたポスターを抱えて旅立ち、海外で連帯した仲間もいた。逃亡しよう、そうしよう、の声が、その日、世界中に鳴り響いた(ほんとか?)。

原宿駅前では一般の通行者も捲き込みながら、「合流の想像力も手放さない」と先遣隊(情宣隊)とデモ本体との合流が試みられた。

誰がつくったか知らないけど、この日一番笑えたプラカードがこれだった。いやあ、ストレートでいいですね。

表参道には赤と青の「聖プレカリアート」ナマハゲ2体が降臨し、「ネオリベはいねえがあ!」と歩道を車道を縦横無尽に走り回った。

2時間にわたるデモの後、腹をすかせて「抵抗食」ブースに並ぶ参加者たち。Eat Resist Exist。この後、さる事情でその後封印されることになる劇の上演もあったんだよね。



2006年11月26日(日)
反戦と抵抗の祭〈フェスタ〉2006
──逃亡の想像力を手放さない。──

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