Rooftop
ムキンポの鼻☆スペリオール
2007年11月号
連載第40回
ビルマ民主化活動は 勝利するぞ!
ビルマ本国での民主化運動に呼応して、在日ビルマ人たちが、僕が直接確認してる限りでも9月25日以来ほぼ連日、ビルマ大使館前等で抗議行動を展開している(もっと以前からやってたらしいが)。短い時間ではあるが、僕もそれらの行動の多くに参加させてもらっているが、残念なことに、そこに日本人の姿はほとんど見られない。ウィークデイの昼間の時間帯という制約はあるにせよ、ふだん社会運動に関わってる人たちはけっこう昼間自由な人たちが多いという印象を僕はもってるのだけれど、なんでほとんど誰も来ないのだろう。外国のことにあまり関心がないのだろうか。それにしては長井健司さんの追悼を謳った集会だとかビルマ情勢に関する学習会だとかにはそれなりの人数が集まってるのだから、不思議でならない。 抗議行動では日本語とビルマ語とで交互にシュプレヒコールを繰り返すのだが、特にビルマ語のシュプレヒコールはリズミカルで、一緒に唱和してるとなんだかうきうきしてくる。ビルマ語の再現はできないので、日本語で1つだけ例を挙げると、先導役の人が「ビルマ民主化活動は」と言うと、後に全員でつづけて「勝利するぞ!勝利するぞ!」と2回繰り返すのだ。ビルマ語のときはよくわからないけど、適当に真似して唱和している。僕の耳には「アウンヤミ!」とか「チェッチンロ!」とか聞こえるのだが。 これは9月29日(土)のビルマ大使館前の様子だが、日本の右翼も街宣車を連ねて抗議に来るなど、なかなか賑やかだった。 9月30日(日)、五反田南公園からビルマ大使館に向けてデモ行進をした。写真は解散地点=権現山公園の様子である。千人くらいいただろうか。雨の中、ビルマの民主化を願って歩き続けた。 10月7日(日)、鎌倉でビルマの平和のため祈りを捧げながら歩く活動があった。アメリカから高僧が訪れ、そのお坊さんを先頭に大仏までお経(?)を唱えながら歩くのだ。お経はむつかしすぎて真似できなかったが。 10月16日(火)、この日から何日かは中国大使館前で中国政府に対する抗議行動を展開した。プラカードには「僧侶と市民を殺害しているミャンマー軍事政権を支持している中国政府は共犯者」等と読める。 彼らは来週どこへ行くのだろうか。これからもできるだけ彼らの行動に目を凝らしていきたい。 |