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Rooftop

ムキンポの鼻☆スペリオール

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2008年10月号

連載第51回

Bon Voyage !



 おじさんが第63回ピースボートで103日間地球一周の船旅に出かけるという。「俺の美学は、こっそり、人知れずさすらい人の様に行方をくらますこと」と言うけど、おじさんには会えなくとも、クリッパー・パシフィック号の船体の錆の写真くらいは撮ってきてやろう、と、9月7日(日)、横浜港まで行ってきました。3時に家を出て4時15分頃、横浜港大桟橋に着きました。船体の錆を含め、一通り写真を撮り終えた頃、そろそろ出港とのアナウンスがあったので、一応、おじさんに電話してみましたが、留守番電話サーヴィスでした。かみくずさん情報によると、当初12時の出港予定が6時に延びたということでしたが、実際の出港は5時15分頃でした。クリッパー・パシフィック号が岸壁を離れると同時に空が真っ黒になりました。見送りもそこそこに慌てて帰り支度を始める人たちもいました。一応、出航を見届け(傘もないし、さすがに船が小さくなるまではいられませんでしたが)、雨がぽたぽた降り始める中、思いっきり駅まで駆けました。かみくずさんはおじさんに会えたらしいです。85年、ナホトカ行きの片道の船の見送りはされたことあるけど、見送りするのは今回が初めての経験だったので、雰囲気というか風景というか、1人でもそれなりに楽しめました。さすがに Mal Voyage ! とは言わないけど、せっかくだから船内外で第62回クルーズに負けない大騒動をじゃんじゃん起こして日本で退屈している僕たちを大いに楽しませてくださいね。逐次、船上からの報告もお願いします。しかしおじさんはお仕着せ旅行に堪えられるのか? 1か月もしたら船上生活に飽きて途中で帰ってきてしまうんじゃないかしら。。。


 9月10日(水)、ラクーアに行った帰り、友人に、今日発売の「週刊新潮」に渡辺文樹監督作品『天皇伝説』の煽り記事が載ってたよ、という話をしたその瞬間、このポスターが目に飛び込んできました。ポスターの上に貼ってあるのは「週刊新潮」かと思いきや「創」でした。「右翼を恐れて表現の自由を守れるか!」とは言うけれど、この翌日、監督は公安警察に逮捕され、渋谷区は代々木八幡区民会館の使用許可を取り消し、17日からの上映会は、案の定、中止となりました。こうなったらLOFT/PLUS ONEで上映会やるっきゃない!


 9月15日(月)、新宿ホコテンで模範警官(みんなのてほん)を見つけました。歩行者天国ってもちろん自転車に乗ってもいいんですよね。何しろ地球温暖化やメタボが危惧されるこの時代、自転車は最もエコでヘルシーな乗り物ですから、行政は自転車を推進こそすれ、規制するはずがありません。この前、僕が自転車に乗ってて注意されたのは、きっと何かの勘違いですね!




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