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ムキンポの鼻☆スペリオール

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2009年1月号

連載第54回

「徴兵拒否して刑務所へ!?」



 11月22日から25日まで3泊4日で北京&長城観光に行ってきました。夜到着して朝出発なので、実質2日間の駆け足旅行でした。写真は天安門です。動物園でパンダも見ましたよ。


 11月29日からから30日にかけて渋谷で「反戦と抵抗の祭〈フェスタ〉2008──責任者出てこい。これはヤツらの戦争だ。」が開催されました。1日目は屋内集会、2日目はサウンド・デモでした。デモは非常に盛り上がったのですが、参加人数250人ほどで、僕は500人の参加を予想してたので、その点ではちょっと不満足でした。12月23日には「リアリティツアー ver 2.5:62億ってどんなだよ。渋谷ミステリーツアー」が予定されてますが、どうなることか。


 写真は韓国人青年・姜義錫 Kang We-suck さんです。僕がこの青年を初めて見たのは12月10日の「世界人権宣言60周年記念 世界人権デー マーチング@渋谷」のときでした。Tシャツには「徴兵拒否して刑務所へ!?」と書いてあります。今年10月1日の韓国軍建軍60周年パレードへの全裸抗議で戦車を約30秒間立ち往生させた強者なのだそうです。そんなことしそうにないようなやさしそうな顔立ちをしてましたが、すばらしいですね。声はバリトンっていうのか、意志の強さを感じさせる美声でした。うん、この声なら確かにやれるかも! 数日後、彼をメイン・スピーカーに招いたトーク・イヴェントがありました。そこでそのときの映像が紹介されたのですが、なんと前夜から、戦車が通る予定の道路の中央分離帯の植栽に穴を掘って潜り込み、上にカムフラージュをかぶせて8時間隠れていたんだそうです。半端じゃない根性ですね。しかし運動は楽しくやるのがモットーのようで、まるで悲壮感なく、友人たちと和気藹々と戯れてました。戦車を停止させた直後、警官たちに取り押さえられパトカーに押し込められるところまでヴィデオに収められてましたが、なんと翌日には解放され、自由の身だったそうです。日本では単に総理大臣の邸宅を見にいこうとしただけで12日間も逮捕勾留された青年たちがいましたが、日韓どちらが民主的なんだろう、と考えされられます。12月8日、パール・ハーバーの日に、裸の上半身と顔を真っ赤にペイントし、反軍・反靖国のスローガンを体の前後に大書して、とある神社に突っ込んだとか突っ込みそこねたとか。真偽のほどはわかりませんが、ほんとだったら僕も是非見にいきたかったなー。



2008年11月22日(土)〜11月25日(火)
ゴーゴー・北京 2008
Go Go Beijing 2008

2008年11月29日(土)〜30日(日)
反戦と抵抗の祭〈フェスタ〉2008
──責任者出てこい。これはヤツらの戦争だ。

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