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LOFT/PLUS ONE はうちから歩いて行ける距離にあり、実際、武蔵屋スカイビルの前はよく通るのだが、まだ1度も客になったことがない。面白そうなイヴェントを見つけたので、当日、暇なら行ってみるつもり。三上治って誰だかよく知らないし、山崎哲ってバカだから嫌いなんだけど（でも若い頃は「つんぼさじき」の芝居をたまに観てたんだよね）、宮台真司の吉本論が聴いてみたい。システムがよくわからないけど、事前に予約とか必要なのかな？ 何時に始まるんだろう？
約３０年にわたって演劇、音楽、舞踊、笑いなど様々なジャンルの公演に場を提供してきた、東京・渋谷の小劇場ジァン・ジァンが、西暦２０００年で閉館することになった。高嶋進社長（６６）は「かねてから２０世紀中続けられたら、やめようと考えていた。予定通りの閉館です」と話すが、名物劇場が消えるのを惜しむ声が上がっている。（asahi.com）
フランスの報道によると、フランスのポストモダン思想の提唱者として知られるジャン・フランソワ・リオタール氏が２１日未明、白血病のためパリの病院で死亡した。７３歳。（asahi.com）
昨日、LOFT/PLUS ONE について書いたら、今日は渋谷のジァン・ジァン閉鎖の news が流れてきた。僕は若い頃、よく通っていたのでちょっと寂しい。
それにジャン・フランソワ・リオタールが亡くなったそうだ。「大きな物語」の終焉を告知した人だ。
たとえば共同体主義者は、一般に、埼玉県立所沢高校の一連の騒動に対しては教委・校長側に与し、酒鬼薔薇聖斗事件に際しては、犯罪少年を極刑をも含む厳罰に処すべし、として少年法改正を主張する。湾岸戦争のときには、日本は自立した「普通の国」として金ばかりでなく、汗や血を流せ、と「国民」を鼓舞する。
共同体主義に対立する概念は何か？ リベラリズムを掲げる説も有力であるが、この言葉は人によってさまざまな意味で使われ、どうもその実体がはっきりしない。僕は柄谷行人に倣って、いかなる共同体にも属せず、共同体と共同体との「間」に立つという意味で「社会的」という言葉を使っているが、しかし社会主義と言ってしまうと、共産主義との関連が想起され、僕のイメージと合致しない。間共同体主義とか個人主義とか呼んでみるのもいいかもしれない。いっそ反共同体主義と呼んでしまえばスッキリするが、「反」ではいかにも自律的でない響きがあって思想名としては脆弱だ。「大きな物語」の否定という意味ではポストモダンと呼んでみるのもいいかもしれない。
共同体主義は失われた（あらかじめ失われた？）過去を懐かしむロマンティシズムの系譜に属する。そこでのキイ・ワードは古きよき時代・伝統・民族精神・愛国心・郷土愛・家族愛・地域コミュニティ・愛社精神・朝礼・金八先生・協調性・和の精神
etc.である。
「大きな物語」の解体が現代社会の大きな特徴である。不条理としての世界との出逢いやそこでのアイデンティティ・クライシスに怯え、「大きな物語」をさまざまなレヴェルで恢復しようとする試みがあらゆる分野に及ぶ共同体主義の運動である。たとえば北方領土など外国勢力によって不当に奪われた「我が国固有の領土」の恢復、卑劣にも国家主権を侵害し、基本的人権を侵して北朝鮮によって拉致された「横田めぐみさん」を初めとする罪なき日本人男女の奪還、日教組によって破壊され、かつては「教育勅語」によって表象されていた日本人としての正しい生き方を次代を担う子どもたちに伝える場としての学校の秩序恢復、自虐史観の否定とアジア諸民族解放のための義戦としての大東亜戦争の性格づけの確認･･････
われわれは、ここで共同体と社会を区別しておくことにしよう。社会的なものとは、共同体と共同体の「間」での交換（コミュニケーション）関係にかんしてのみいいうるのである。あるいは、共通の規則を本来的に前提しえないような場所での交換関係にかんしてのみ。逆に、そこから私のいう共同体（コミュニティ）が何であるかがはっきりするだろう。それは、村や地域共同体や組織や国家だけを意味するのではない。要するに、共同体とは、共同性であって、1つの言語ゲームが閉じる”領域”にほかならない。（柄谷行人「探求Ⅰ」）
僕は「社会的」に生きていきたい。いかなる特定の共同体にも属さず、共同体と共同体との間を自由に往還し、複数の言語ゲームを気ままにスウィッチし、日本やアフリカや火星の間を行き来して、何ものにも束縛されずに生きていきたい。
お前は何ものだ？ と訊かれたら、僕はムキンポだ、と答えよう。職業はプータロー。オヤジの年齢になっても心はガキのまま。成熟なんて糞くらえ。
道徳って何だ？ 奴隷たちの人生訓。思考停止して世間様へと従属するのにとても便利だ。
倫理って何だ？ たとえ共同体のなかで孤立しても、個人の美意識を守り抜く覚悟。村八分にされて、ぼこぼこにされるかもしれない。
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「薔薇色の人生 限りなく薔薇色に近い薔薇」のつづきを打ち込んだ。最後の方はなんだか変なのでカットした。大学1年のときに書いた小説だ。
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